DMM FXは、FX取引における自動売買を完全に禁止しているFX会社です。これはDMM FXが裁量取引主体の運営方針を取っているためで、利用規約上も自動売買ソフトやプログラムの使用が禁じられています。

したがって、FX取引において自動売買を利用したい場合は、DMM FX以外の証券会社やFX専業の取引所を選ぶ必要があります。DMM FXでは自動売買に頼らない手動取引が基本となりますので、その点には注意が必要です。

ただし、自動売買そのものは規制されているものの、自動決済機能の利用は可能だとされています。こちらを上手く活用することで、ある程度自動売買に近い取引が実現できる場合もあるでしょう。

DMM FXの自動売買の規制

DMM FXでは、FX取引における自動売買は完全に禁止されているのが大前提です。これはDMM FXが裁量取引を中心とした取引所運営の方針を取っていることが大きな理由としてあります。

利用規約上も明確に自動売買を可能にするソフトやプログラムの使用が禁じられているほか、昼夜を問わず自動的に売買注文を実行できるようなツールの利用も禁止事項とされています。

こうした自動売買機能を持つツールを使用して取引を行った場合、規約違反と判断される可能性が非常に高くなります。DMM FXでは手動による注文実行が基本で、自動売買への依存は想定外のためです。

したがって、FX取引において自動売買を多用したい場合は、DMM FXではなく、それを許容している証券会社や純粋なFX取引所を利用することが求められます。DMM FXの特徴を活かすのであれば手動取引を前提に活動する必要があります。

自動決済機能なら利用可能

DMM FXでは、自動売買ソフトやプログラムの使用は禁止されていますが、自動決済機能の利用は可能です。

自動決済機能とは、トレーダーがあらかじめ損切りや利確りの執行条件を設定しておき、その条件に到達した際に売買システムが自動で決済注文を出す、という機能です。

この機能を活用することで、トレーダーがチャートから目を離していても、設定した利益確定や損失限定をシステムが自動で行ってくれます。特に夜間など市場から物理的に離れている間のポジション管理に効果的です。

つまり自動決済機能は、トレーダー不在の間にリスク管理を代行してくれる便利なツールといえます。DMM FXでの取引において、この自動決済機能の利用は有効なリスク管理手段の一つとして明確に認められています。自動売買の代わりとして活用することで、ある程度の自動化が図れるでしょう。

他社の自動売買ツールを活用しよう

初心者でも簡単に自動売買が実現できる他社のツールとして、以下の2つがおすすめです。

インヴァスト証券のトライオートFX

利用者の約60%が初心者で、プログラムを選ぶだけで簡単に取引を始められます。また、自分で設定することも、多くのストラテジーから選択することも可能です。過去には160%超の収益率を記録したプログラムもあります。

FXブロードネットのトラッキングトレード

このツールはシンプルなルールで自動発注を行います。初心者でも安心して始められ、デモトレードを利用することでノーリスクで自動売買を体験することが可能です。

ただし、自動売買は必ずしも利益を保証するものではなく、自身のトレードスタイルとツールが合っているかどうかが重要です。また、運用期間が短すぎたり、必要資金がギリギリまたは少なすぎると失敗する可能性があります。

そのため、自動売買を始める前には、ツールの特性を理解し、自身の投資スタイルやリスク許容度に合ったツールを選ぶことが重要です。

DMM FX自動売買よくある質問

DMM FX自動売買まとめ

DMM FXでは自動売買ソフトやプログラムの使用が明確に禁止されている一方で、自動決済機能の利用は認められています。

したがって、DMM FXでの取引において全く自動化が利用できないわけではありません。自動決済機能を使えば、ある程度損益管理の自動化が可能ですし、夜間など不在時のリスク管理にも活用できます。

ただし、これに頼り切るのではなく、できる限り自らが主体的に売買判断を下すべきでしょう。DMM FXが推奨するのはあくまでも裁量取引を基本とした手動売買です。

自動売買の完全な代替として自動決済機能を活用するという発想は危うく、本来の機能から外れているともいえます。一定の制限の下で利用できるものの、自動売買への依存心は極力避けたい。DMM FXの基本方針への理解が欠かせません。