SBI証券によるFX取引サービス(SBI FX α)は、異なる国の通貨同士を交換する外国為替取引です。SBI証券の大きな特徴は、取引手数料や諸経費を0円とし、費用負担を極力抑えた低コストの取引環境を実現している点です。これにより少額からの参入がしやすく、個人投資家にとって大変魅力的なサービスといえます。
また、SBI証券に株式口座を保有している場合、その株式を担保としてFX取引に活用できる点も大きなメリットです。担保割合は最大70%と高く、より大規模な取引を可能にしてくれます。
執行条件には成行注文や指値注文などを用意。取引単位も1,000通貨からで手軽。さらに1倍~25倍までの幅広いレバレッジ設定があるため、必要保証金額に対し最大25倍の取引が可能です。こうした優遇条件とバリエーションの豊富さが、SBI証券FXの大きな魅力といえるでしょう。低コストかつ柔軟なFX取引を実現しています。
SBI証券FX口座の開設方法
SBI証券のFX口座の開設方法は以下の通りです
- SBI証券の公式ウェブサイトから口座開設の申込みをします。
- メールアドレスを登録し、個人情報を入力します。
- 規約を確認し、口座開設方法を選択します。
- ログインパスワードをメモします。
- 本人確認書類の提出手続きを開始します。
- 提出する本人確認書類と提出方法を選択します。
- 本人確認書類には、「氏名」「生年月日」「現住所」が記載されているマイナンバー通知書類が必要です。
提出方法には、「WEBアップロード」、「メール・郵便」、「スマホで撮影」などがあります。
審査が通過したら、口座が開設されます。
なお、18・19歳のお客さまや外国籍のお客さまの場合は、特定の本人確認書類が必要となります。また、SBI証券のFX口座から出金するには、まず総合口座へ資金の振替が必要です。
既存口座からSBI証券FX口座口座への切り替え
SBI証券の既存口座からFX口座への切り替えは、ウェブサイト上で行うことができます。具体的な手順は以下の通りです
- SBI証券のウェブサイトにログインします。
- 「口座管理」メニューを選択します。
- 「お取引関連・口座情報」を選択します。
- 「証券総合口座⇒FX口座」を選択します。
- 必要な委託証拠金を振り替えます。
振り替えが完了した後、通常1~2分程度でFX口座への反映が行われ、取引が可能となります。ただし、システムメンテナンス時は振替指示を行うことができませんので、その点には注意が必要です。また、振替指示を実行すると取り消しはできません。
SBI証券FX口座の入出金や取引ツールの活用法
入金方法
SBI証券のFX口座への入金は、証券総合口座から振り替える形で行います。具体的な手順は以下の通りです。
- 「証券総合口座⇒FX口座」のチェックボックスをチェックします。
- 振替したい金額を入力します。
- 取引パスワードを入力します。
- 「振替指示確認」ボタンをクリックします。
- 確認画面へ遷移後、振替指示ボタンをクリックで完了します。
振替が完了すると通常1~2分で取引が可能となります。
取引ツールもウェブ/アプリと充実しています。
取引ツールの活用法
SBI証券では、取引ツールとして「Rich Client NEXT」を提供しています。このツールは、PC上で動作するアプリケーションで、積立の設定がしやすく、資産状況が一目でわかるようになっています。また、スマートフォン用の取引アプリも提供しており、外出先でも取引が可能です。
これらの取引ツールを活用することで、形状予測チャートや重要指標発表前の事前予想など、投資戦略を立てるのに役立つ情報を得ることができます。
SBI証券でデモ取引は利用不可のため実際の売買が必要
SBI証券では、デモ取引は提供していません。そのため、実際の売買を行うことが必要です.
SBI証券FXに関するよくある質問
FX取引とは何ですか?
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FX取引は異なる国の通貨を交換する取引で、価格変動を利用して利益を得ることを目的としています。
SBI証券FX口座の開設基準は何ですか?
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成人であり、SBI証券から連絡が取れること、FXのルールを理解していることなどが基準です。
SBI証券FX口座への入金方法は?
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証券総合口座からFX口座へ振り替える形で行います。
取引時間はいつですか?
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取引時間は特定されていますが、メンテナンス時間や土日は取引ができない場合があります。
取引に必要な証拠金はいくらですか?
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取引に必要な証拠金は取引金額とレバレッジによって異なります。
レバレッジの変更はできますか?
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レバレッジの変更は可能ですが、条件があります。
スプレッドとは何ですか?
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スプレッドは買値と売値の差であり、取引コストの一部を表します。
スワップポイントとは何ですか?
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スワップポイントは、異なる通貨間の金利差に基づいた取引の利息のようなものです。
スリッページとは何ですか?
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スリッページは注文価格と実際の約定価格の差を指し、市場の変動によって発生します。
ロスカットとは何ですか?
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ロスカットは、損失が一定の水準に達した際に自動的にポジションを閉じるシステムです。
ロスカット手数料はかかりますか?
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ロスカット時の手数料については、通常はかかりませんが、条件によって異なる場合があります。
両建て取引は可能ですか?
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両建て取引は、一つの通貨ペアで同時に買いと売りのポジションを持つことで、可能ですがルールがあります。
IFD注文とは何ですか?
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IFD注文は「イフ・ダン」注文とも呼ばれ、一定の条件を満たした時に自動的に次の注文が行われるシステムです。
OCO注文とは何ですか?
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OCO注文は「ワン・キャンセルズ・ザ・アザー」注文で、2つの注文を出し、一方が約定するともう一方が自動的にキャンセルされる注文方法です。
IFDOCO注文とは何ですか?
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IFDOCO注文はIFD注文とOCO注文を組み合わせたもので、一連の注文を自動で管理することができます。
トレール注文とは何ですか?
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トレール注文は、市場価格が利益方向に動いた場合に、自動的にストップ注文を追従させる注文方法です。
取引ツールはどのように利用できますか?
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SBI証券ではPC用の「Rich Client NEXT」やスマートフォン用アプリを提供しており、これらを利用して取引ができます。
口座開設後の流れはどうなりますか?
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口座開設後は、必要な本人確認書類の提出や取引ツールのダウンロードなどが必要です。
出金方法はどうすればいいですか?
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出金はFX口座から証券総合口座への振替後に行うことができます。
取引ルールについて詳しく知りたい
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SBI証券FXでは、取引を行う上で遵守すべきさまざまなルールが定められています。こうした取引ルールを事前にしっかりと理解しておくことが、円滑な取引を行うためには不可欠です。具体的には、取引時間や注文の種類、指値の指定方法、ロスカットルール等のりスク管理面など、様々な側面において細かい取引ルールが設けられています。SBI証券FXではこれらのルールに関して、ウェブサイトや取引ガイド内で詳細に解説されています。
SBI証券によるFX取引のまとめ
SBI証券によるFX取引は、手数料0円をはじめとする低コスト性が大きな魅力です。さらにSBI証券の株式口座との連携も可能で、効率的な資産運用が図れます。
取引単位の幅広さや成行注文・指値注文といった柔軟な執行条件設定、最大25倍のレバレッジ設定も投資家側の取引裁量を高めています。
一方で、取引に関する細かなルールを事前に理解しておくことが重要。実務面を含めて熟知した上で取引を開始する必要があります。
低コストかつ融通性の高い取引環境が魅力的ではあるものの、無理な取引や周辺知識の理解が不足しているとトラブルにもつながりかねません。十分な予備知識が不可欠でしょう。